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第3回患者友の会勉強会 ~神経内科の病気のお話~

第3回 「脳卒中者・家族が知っておきたいリハビリテーション」
         講師 : 瀬戸口佳史リハ部長(理学療法士)
      

      「脳卒中の後遺症による痙縮に対するボツリヌス療法」
         講師 : 有村公良 院長

 

 

大勝病院の患者様・ご家族を対象にした医療講座、「患者友の会勉強会~神経内科の病気のお話~」は第3回を迎えて、平成23年8月20日(土)開かれました。前半をリハビリテーション部の瀬戸口佳史リハ部長(理学療法士)が「脳卒中者・家族が知っておきたいリハビリテーション」と題して、後半を有村公良院長が「脳卒中の後遺症による痙縮に対するボツリヌス療法」と題して話しました。

 瀬戸口部長は、前回(7月16日)の大勝秀樹医師の脳卒中の話を受けて、急性期、回復期を過ぎて症状の比較的安定した維持期になっても、機能の維持・向上のために在宅でのリハビリが欠かせないと述べ、制度保健利用のほか、日々自主トレーニングを続けることの大切さを説きました。
 また、運動機能、精神機能が悪化しないための重要事項として①リハビリを受けるだけでなく自分から活動しようとすること②座っている(離床している)時間をできるだけ増やす③廃用症候群の予防―の3点を挙げ、在宅リハビリテーションで最も重要な練習は起居動作であると強調。その上に立って、頭部からの寝返り、下肢からの寝返り、肩関節広げての起き上がり、座位保持、立ち上がりなど、基本的な動作の行いやすい方法を映像で示しながら説明しました。

 有村院長の講義は、脳卒中による上下肢の痙縮の治療に平成22年10月保険適用となり、平成22年11月から当院でも治療を開始したボツリヌス療法のお話でした。
 脳卒中後遺症の新しい治療法であるボツリヌス療法については、ホームページにてご確認ください。

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